2011年6月23日木曜日

「嫌われ者の流儀」堀江貴文 X 茂木健一郎著

ホリエモンの収監前に読み終わって、タカポンRTをもらおうと思ったのに、タッチの差で間に合わなかった。(botなのかも知れないけれど、拾いまくるRTは本当に凄い、RTされなかった事もあるので、botじゃないのかな?)

「収監」も良かったけれど、茂木さんとの対談本も面白い。この本を読んで気が付いたのだが、堀江氏は誰か相手が居た方が、より冴えている気がする。一人で理論を磨き上げたり、職人技でワールドを築くよりも、カウンターがあった方が、アイデアがスパークしている様に思う。茂木さんが良き質問者であるのも優れた要因だろう。(伊達にNHKプロフェッショナルで経験を積んでいない。)

やっぱり社長業をしていただけあって、堀江氏の周りには自然と人が集まりチームが出来てしまう強い吸引力があるのだろう。アイデア豊かで知識も豊富。「どうしてそんな事知ってる?」というアカデミックな内容から、本当に俗な話まで、上下左右縦横無尽に語られる内容は、読み応えがあった。

私が堀江氏を「この人は信頼出来る。」と思ったのは、 科学者/技術者を本当にリスペクトしている事、そして、リスペクトだけでは無く「もっと商人と組まないとダメだ。」とハッパも掛ける所。
曲がりなりにも、メーカーに務めている身としては、エンジニアの良い部分、弱い部分が肌感覚で判る。そう、やっぱり世の中を変えるのはテクノロジーしか無いのだ。世のエンジニアよ(特にソフト系)仕様書ばかり書いていないで、時にガリガリプログラミングしようぜ!(私には逆立ちしても出来無いけど)
堀江氏は、メルマガでも著書でも一貫して「プログラミングは自力で勉強せよ、丸投げするな、自社でやれ!」と説く。その理由もこの著書では語られているが、私も大賛成。

丸投げのさらに丸投げで出来上がってしまった、ナサケナイ自社製ソフトを見るにつけ、
「もっと、社内のエンジニアに『書いてみてよ!出来る!』と仕事させた方がいい。」
と暴言を吐いているので、我が意を得たりと思う。

畑も違うし、四十を過ぎた私には、もはや「茂木塾」や「堀江塾」でワクワクする機会は無いと思うが、我が子がそんな私塾に行けたらなぁ、、と妄想するのである。

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